2013年1月17日木曜日
京都で響く♪ その③
有名な『石庭』を見ようと思い、龍安寺へ行ったときのお話です。
『The Rock Garden』
これは、『石庭』を英語に訳した言葉です♪
京都は国際的観光地でもありますので、あらゆる場所に英語が登場してきます。
龍安寺(りょうあんじ)は、釈迦如来を奉った禅宗のお寺です。
『古都京都の文化財』として世界遺産にも登録されているため、外国人の観光客が特に多い場所でもあります。
その庭は奥行きが10mほどで幅が20mくらいの枯山水に、15の大小の石が無秩序に並べてあるのです。
その姿を見るだけでも十分美しく、接した方丈の間に静かに座りそれを見つめる観光客が印象的でもあります。
しかし、この15の石は同時に見ることができないのです☆
庭の創作者の表現意図として、完成された数字『15』(十五夜の満月を完成とする東洋の思想)に対し、
何か不完全なものを感じるように表現したとされています。
方丈の間に座り、石庭を眺めることで、自らに問いかけ、その答えを導く様が伺えます♪
まさに禅宗、『静』の文化を感じさせます☆
私がここを訪れたときに、真っ先に目に入ったのは、その『The Rock Garden』という文字でした。
特に『Rock』という文字に『音』を感じたからです☆
何か、特別な気付きを期待せずにはいられませんでした♪
石庭を静かに見つめる人たちを気遣いながら、縁側を端から端まで往復しました。
『本当に14しか見えないのか・・・・・』
時には、視線を低くし、また背伸びをしたりしました。
『たしかに、見えないかもしれない・・・』
そこで、気付いたことがありました☆
この庭の設計者に私は動かされている・・・と。
設計者は何を意図したにせよ、私が動いた『Rock(揺れる)』ことには変わりないのです♪
時代を超えて、人を動かせることに感動したのです☆
英語の『Rock』は自然の石や岩を意味し、『Stone』は人工的な石を意味することをこの旅の後で学びました。
音楽の『Rock』の由来は『揺り動かす』から始まったと言われています。
石庭の『石』と音楽の『Rock』が同じ響きを持つからこそ、私が動いたのかもしれません☆
『The Rock Garden』にも特別な意味が加わりました♪
禅という『静』の現場で人々の心を揺り動かし、何世紀をも超え問いかけ、
そして現在も人々を揺り動かせている・・・
なんてかっこいいのであろうか?
そんな仕事をして行きたいと思いました♪
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