2012年6月4日月曜日

響く音の自然科学♪ その⑤
















貝殻に耳をあてると、血液の流れる音が貝殻に反射して静かな音が聴こえます。

深海のような音だと言う人もいます♪



深海は、とてつもない圧力と光のない世界。

4000mの深海では、400度の水でも沸騰しないと言われています。

有機物も少なく、そこは生命を寄せ付けない世界です。

この場所に『音』は存在するのでしょうか?




深海の生命は、『生きるために見つからずに相手を見つける』という進化をしています。

クシクラゲは赤い光を発光することで、赤い魚を見つけることができます。

赤い光は遠くまで届かないため、敵に見つかりにくいと言われています。

巨大なウミホタルのギガントキプリスは最も高度な目を持つ魚です。

遠くの少しの明かりにも反応して、餌をさがします。

アンコウは光を発光して、集まる獲物を食べてしまいます。




音のない世界では、音を出すと食べられてしまいそうですね☆

彼らはどのようにして求愛をするのか、あまりよく分かっていません。

敏感に発達した視覚や嗅覚でラブソングを聴いているのでしょうか♪





深海の海底にある熱水噴水孔には、驚くべき多くの生命があふれています。

温泉の硫黄からバクテリアがエネルギーをとり入れ、小さなエビやハオリムシがそれを食べます。

カニや魚がまた彼らを捕食します。

太陽エネルギーに関係なく生まれた生命体は、他の惑星に生命の誕生をも予感させます☆





太古の昔から、噴水孔は轟音を響かせ、生命を集めました。

ずっと同じ音が響き続けるその海底では、音の変化を必要としなかったのでしょう。

音の微妙な変化を楽しむ世界ではないのかもしれません☆




『変化』を必要とするからこそ『音楽』が生まれてきたのかもしれません♪




私の常識が及ばない世界に住む彼らは、まるでエイリアンのようです。


光が必要ない世界は、目まで退化させてしまいます。

音が必要ない世界は、耳を退化させてしまいます。


また、光が少ない世界は、目を進化させます。

音が少ない世界は・・・

聴力を超えたメッセージを受信する能力を進化させるのかもしれません☆



ここにも『音』のヒントが隠されているはずです♪

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