2012年3月15日木曜日
だっぷ☆のロックとは♪ その⑨
不協和音は人間に不快感を与えます。
しかし、この不快感を人は求めていることがあります♪
3和音のうち、構成音の3度と5度の音程(長・短3度と完全5度)
である和音を協和音とし、それ以外の和音は不協和音と言われます。
ぶつかっている音は、不快感を感じるのですが、これらが不思議な空間を創り出し、
人に想像力を与えます☆
エリック・サティのピアノのコード進行は協和音から突然、不協和音に変化する楽曲が多く、
当時は変人扱いされ、理解者も少なかったと言われています。
『音楽界の異端児』などと称され、西洋音楽に大きな影響を与えたと言われています。
この変化は、協和音楽の飽和時代にテーマを投げかけました♪
そして私を含め、後続のアーティストたちに多大な影響を与えたでしょう☆
『ロック』が表現する不快感も、彼らからの影響を無視することはできないでしょう。
既存の因習や流行にとらわれないスタイルに、人々は共感するのかもしれません☆
アーティストは、自分らしい作品を創り出すことで、そのユニークで唯一無比のアイデアが評価されます。
彼らのメッセージをくみ取ることもできるでしょう☆
不協和音を組み立てることで、音楽への可能性は広がっていくと考えています。
非日常を体感することができ、不安や不快感を演出することができます。
この不安定な緊張した感情から脱出した時に、充実した気分がより良く響いてきます♪
不協和音から協和音へと移る瞬間に感じることができます☆
また、そのような期待感を狩り立たせてくれます♪
シンセサイザーの音源は、アナログの(ピアノやバイオリン等)楽器に近づけるように、
複数の音を単音で重ねて太くして、それぞれのピッチ(音程)を微妙にずらすことが常識になっています。
これによって音が豊かになると言われています♪
このことも、一種の不協と呼べるのではないかと思っています☆
アメリカのヘビィーロックの雄『コーン』のフロントマンのジョナサンは、
ゲイであることで不遇な人生を送りました。
彼が表現するのは、まさしく不快感でしょう♪
バンド名の由来から楽曲、ビジュアルに至るまで徹底されています。
彼が、自分らしさを隠すことなく表現できる場所を選んだからこそ、成功があったにちがいありません☆
不協和音は、表現の可能性を広げることができると思っています♪
一方でサティの音楽は時々、癒し系のBGMに登場したりすることもあります。
不快感を表現する音は、快感と表裏一体にあるのかもしれません♪
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エリック・サティの名曲『ジムノペティ』
http://www.youtube.com/watch?v=Al5U1WJ48rM&feature=related
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