2011年12月7日水曜日
だっぷ☆の響き♪ その⑥
『AIGA LIGHT ~愛河~』その②
先ずは天体に関する先入観を拭い去るために、太陽系について一から調べることにしました。
天体の外観や、歴史的知名度、物理的な状態、観測の歴史・・・等など。
このような事実の把握から、太陽系全体に共通するイメージが導きだされて、楽曲へのヒントとなると思ったからです♪
先述した11の天体について、太陽は恒星、月は地球の衛星、冥王星は準惑星と呼ばれ、
科学的解釈からは統一性がないことは確かでした。
しかし、古代から人々は星の観察を通して、これら11の星が占星術の重要な天体であることに気付いたのです☆
私たちに身近で、多くを語られてきたこれらの星には最大の共通点があったのです♪
占星術師のケプラーが、惑星の軌道について物理的な法則を導きだしてから
コペルニクスの天動説(地球は太陽の周りを廻っている)が一般常識になったと言われています。
この時、宗教的な概念や、集団的無意識の価値観に大きな影響を与えたと言われていますが、
占星術にとって、その太古からの観察に大きな影響はなかったのでしょう。
科学技術が進化して観察がより進んでも、歴史を通じて一貫した思想には、語り継がれてきた親近感があります☆
東洋思想の7曜は、天球をめぐる遅い順番で決められていたと言われています。
それは、土星で始まり、月で終わるというものでした。
パワーストーンアーティストの彼がこの作品を手掛けた時、最初に創ったのは『水星』でした。
次に創ったのは『冥王星』でした。
この順番が作品構成のルールとして意味付けができるのでは?と考えました☆
また、太陽系の概略図を見た時に、軌道に載っている天体が5線譜の音符に見え、
さらに、8個の惑星と5個の準惑星で構成されていることが、
1オクターブの音階の白鍵と黒鍵の数に合っているのに気付きました☆
ここからも音楽的なリズムを感じることができたのです♪
彼は、月と金星に女性的なイメージを作品で表現しています。
天体についている神様の愛称や、天体のマーク、五行思想や神話の中に伝えられてきたイメージが色や組み合わせを決めて行きます。
例えば、火星は『マーズ』で親しまれていて、戦いの神様として男性的なイメージがあるといいます。
五行では『凶星』として戦争や積極性等をも意味していました。
赤の(チェリークォーツ)不揃いの石を選ぶことで、ゴツゴツとした質感を表現し、それはまるで溶岩のように動的な作品にも見えます♪
しかし、キラキラした赤い石(ゴールドストーン、レピドライト、サンストーン)を選んでいることで、
女性が身に付けても違和感のないデザインに仕上がっています♪
その発想が楽しいからポップで親しみやすくなるのでしょう☆
パワーストーンはその人の分身のようなもので、身に付けることでアイデンティティーが語り継がれていくような気がします♪
自分に合う唯一の作品を身につけたいものです☆
彼に問いかけました。
『火星』のデザインは毎回同じなのですか?
答えは、
『創る時によって変わるでしょう』
悠久の時をかけて今在る『太陽系の天体』は、今でも変化し続けていきます♪
止まることなく常に動き、歴史の中でヒトが誕生しました☆
『音』で表現するテーマがここにあると感じたのです♪
その③に続く
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